結婚について思うこと

地元で働いていた時は周りは結婚しているのが当然である人達ばかりだったが、一度地元を離れて遠い都会で働き始めた時、意外にも独身者が多い事に驚いた。こんな事で驚いている事自体田舎者である証拠だろう。どうも田舎にいると結婚をしていない女性は行き遅れと言うレッテルを貼られ、人格に問題があるのではないかと囁かれるのがたまらなく嫌であった。都会で働いていた間はとても面白く、周りの人もとても優しくて楽しかった。やはり同じ境遇に立つ者同士の会話が一番弾むのだ。そこには子供や旦那の自慢ばかりしか会話しない人達はいなく、家族を持っていてもちゃんと自分だけの人生を謳歌している女性も何人か居たし、そんな人達とのお喋りは地元で働いていた時よりも楽しかった。
結婚をしても続けたい女性の仕事、もしくは続けなければ勿体無いという仕事はたくさんある。結婚をしたら仕事を辞めると言う考えは古い時代だ。結婚する事によって仕事に対する考えも変わって来るだろうし出産を経験すれば尚更の事、仕事ばかりだけを考えている訳には行かないだろう。中には仕事は完璧にこなしたいのに、家の事が忙しくてままならない人だっている。しわ寄せが周りに与えてしまう申し訳なさも辛いだろう。思うようにならない時の苦しみは結婚をしていようがしていまいがどちらも同じである。働く場所によって周りの考えは大きく違って来るが、わたしは結婚しても働きたいと思う。